スーツケース40Lってどれくらい入る？泊数と機内持込み完全ガイド

スーツケース40lって、どれくらい入るのか、正直イメージしづらいですよね。「40リットルのスーツケースは何泊までいけるのか」「スーツケース40lは機内持ち込みできるのか」とか具体的に知りたい方も多いのではないでしょうか。

さらには、「女性の3泊4日の荷物でも本当に入るのか」「40lスーツケースのサイズ感や重さはどれくらいなのか」など、検索をしてもモヤっとしたままのことも多いかなと思います。

この記事では、スーツケースの40リットルサイズで何泊できるかを現実的な目安から、機内持ち込みや新幹線への持ち込みルール、30リットルや60リットルとの違い、そして実際にキャリーケース40Lには何を入れるのかという実体まで、気になりがちなポイントをまとめていきます。

ここを読めば、「自分の旅行スタイルに40リットルが合っているのかどうか」「どんなスーツケース40lを選べば後悔しないか」がかなりハッキリしてくるはずです。

この記事で分かること

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スーツケース40lって実際どれくらい入る？

ここでは、スーツケース40lで実際にどれくらい入るのかを、泊数の目安や中に入れる荷物の具体例、季節による違いなどからイメージしやすくしていきます。

ただ「40リットル＝◯泊」と覚えるのではなく、「あなたの旅程と荷物量だとどう考えるべきか」をイメージできるようになることがゴールです。

40リットルで何泊できるかの目安

まず一番気になるのが「40リットルで何泊できるのか」というところだと思います。スーツケースの世界では、「1泊あたり約10リットル」がざっくりした目安としてよく使われます。この計算でいくと、40リットルなら理論上は4泊分というイメージになりますよね。

ただ、実際にたくさんの旅行者の荷物を見てきた感覚でいうと、単純に「10リットル＝1泊」で計算すると、ちょっと窮屈に感じることが多いです。

荷物が少ない人・着回しが得意な人なら4泊も余裕でこなせますが、洋服をしっかり変えたい人や、お土産をたくさん買いたい人にとっては、3泊くらいまでが現実的なラインかなと思います。

泊数ごとのリアルな感覚

イメージしやすいように、40リットルを泊数ごとにざっくり区切るとこんな感じです。

特に2泊3日〜3泊4日くらいの国内旅行や、近場の海外旅行（韓国・台湾・香港・タイなど）だと、40リットルはかなり扱いやすい「ゴールデンサイズ」です。

着替え2〜3セットに加えて、パジャマ・ポーチ類・ガジェット・お土産を入れても、うまくパッキングすればきれいに収まってくれます。

逆に、「毎回4泊以上が当たり前」「現地でスーツやジャケットを複数着回したい」「スニーカー以外にパンプスや革靴も持っていきたい」といった場合は、40リットルの中でやりくりしようとすると、かなり工夫が必要です。

40リットルは万能ではあるものの、あくまで「中期までの旅行向け」という前提を持っておくと、後からガッカリしにくいですよ。

なお、ここで紹介している泊数の目安は、あくまで平均的な荷物量を想定した場合の感覚です。

きっちりスーツを着る出張や、撮影機材・スポーツ用品を持っていく旅行など、荷物の種類が特殊な場合は、もうひと回り上の容量も視野に入れて考えるのがおすすめです。

キャリーケース40Lには何を入れる具体例

「キャリーケース40Lには何を入れるのか、具体例が知りたい」という声も多いので、もう少し踏み込んでイメージを固めておきましょう。

ここでは、標準的な2泊3日のシティ観光（飛行機または新幹線利用）を想定して、40リットルの中身イメージを分解してみます。

2泊3日・標準的な荷物例（男女共通イメージ）

例えばこんな構成なら、40リットルの7〜8割くらいを使うイメージです。

• トップス：Tシャツやブラウス 3枚（行きに1枚着用＋予備2枚）
• ボトムス：パンツやスカート 1〜2枚（デニム＋きれいめボトムなど）
• インナー・靴下：2〜3セット（汗をかきやすい人は多めに）
• 寝間着：1セット（ホテルのパジャマ利用なら省略）
• ライトアウター：カーディガンや薄手シャツ 1枚
• 洗面用具：スキンケア・歯ブラシ・コンタクト用品などを小さなポーチにまとめたもの
• メイクポーチまたはシェーバーなどの身だしなみグッズ
• 折りたたみ傘・エコバッグ・ポケットティッシュなどの小物
• スマホの充電器・モバイルバッテリー・ケーブル類
• A4サイズの書類やガイドブックが入る薄いファイル

このくらいの荷物量なら、40リットルの中にきれいにおさまりますし、まだ空きスペースも少し残ります。帰りにお土産を詰めたり、現地で買った洋服を追加しても、そこまでパツパツにはなりません。

女性の2〜3泊・コスメ多めパターン

女性でコスメが多めの人の場合は、メイクポーチとスキンケアポーチがそれぞれ1つずつになることも多いので、体感的には洋服1セット分くらいスペースを取ります。その場合は、

• ボトムスを1本に絞って着回す
• ワンピースを1枚入れてコーデを減らす
• ヘアアイロンはミニサイズにする／ホテル備え付けドライヤーを活用する

といった形で、洋服側を少し調整してあげると、40リットルでもしっかり収まります。反対に、ボトムスを3本・靴を2足・大きめのメイクポーチ2個、というように増やしていくと、あっという間にパンパンになるので注意が必要です。

「自分の荷物で40リットルが足りるか不安…」という場合は、一度自宅で旅行の荷物を実際に詰めてみる「試しパッキング」をしておくのもおすすめです。

もし40リットルに入りきらないようなら、サブバッグ運用や容量アップの検討材料にもなりますよ。

季節別に変わる荷物量の違い

同じスーツケース40lでも、季節によって「どれくらい入るか」の感覚はガラッと変わります。

ここは本当に大事なポイントで、夏と冬で同じ2泊3日でも、必要な容量は体感で1.5〜2倍くらい違うと考えておいていいです。

夏（サマーシーズン）の40L

夏は、Tシャツ・薄手のブラウス・ショートパンツ・ワンピースなど、全体的に軽くて薄いアイテムが中心です。1枚あたりのボリュームが小さいので、2泊3日どころか、工夫すれば4〜5泊分の洋服が入ることもあります。特に、

• Tシャツやカットソーを中心にする
• ワンピース＋レギンスなど、上下を減らせるコーデを取り入れる
• ホテルのタオルや部屋着をフル活用する

といった工夫をすると、40リットルのポテンシャルをかなり引き出せます。空いたスペースには、水着・ビーチサンダル・帽子・エコバッグなど、リゾート用のアイテムを追加してもまだ余裕があるくらいです。

春・秋（シーズンまたぎ）の40L

春と秋は、日中と朝晩の寒暖差が大きくなりがちなので、「薄手のトップス＋羽織りもの」という組み合わせが増えます。カーディガンや薄手ジャケット、ストールなどが1〜2枚加わるだけで、スーツケースの中はじわじわと圧迫されていきます。

この時期に40リットルで3泊4日を目指す場合は、羽織りものを着て移動する・現地で天候が悪ければインナーを買い足す、といった柔軟さを持っておくと安心です。

逆に、「毎日違うアウターを着たい」「ブーツも持っていきたい」となると、すぐに容量オーバーしてしまうので、アウターは1枚に絞るか、現地コインランドリーを活用する前提で考えるのが現実的です。

冬（ウィンターシーズン）の40L

一番の難関は冬です。ニット・スウェット・厚手のパンツ・コート・マフラー・手袋など、どのアイテムもかさばるうえに重くなりがちです。感覚的には、冬服1セット＝夏服2〜3セット分くらいの体積を取ります。

また、冬場は重ね着が前提になるので、インナーをヒートテック系にして洋服の枚数を減らす、ニットは軽くて薄手のものを選ぶなど、アイテム選びの段階から「軽量＆コンパクト」を意識しておくと、40リットルでもかなり快適に回せます。

とはいえ、ウィンタースポーツや雪国への長期滞在など、ヘビーな冬旅が多い人は、40リットルをメインにするより、60リットルクラスと使い分けたほうがストレスは少ないはずです。

40Lサイズの重さと女性男性の荷物量

次に40Lの重さのイメージも押さえておきましょう。ここは航空会社の重量制限にも関わる重要ポイントなので、ざっくりでも感覚を持っておくと、空港で慌てずに済みます。

40Lスーツケース本体の重さの目安

40リットルクラスのスーツケース本体の重さは、だいたいこんな感じです。

• 超軽量モデル：2.5〜2.8kg前後
• 標準的な軽量モデル：2.8〜3.5kg前後
• しっかりめ・高耐久モデル：3.5〜4.0kg前後

同じ40リットルでも、軽量モデルとしっかりモデルでは1kg以上差がつくこともあります。数値だけ見ると大した差に見えないかもしれませんが、LCCの「機内持ち込み7kgまで」ルールを考えると、本体で3.8kgあるスーツケースと2.7kgのスーツケースでは、実際に詰められる荷物の自由度がかなり変わってきます。

荷物を入れたときの総重量イメージ

あなたの荷物がどれくらいの重さになるかは人それぞれですが、大まかにイメージすると、次のような感覚です。

• 1〜2泊・荷物少なめ：トータル5〜7kgくらい
• 2〜3泊・ふつうレベル：トータル7〜9kgくらい
• 3〜4泊・おしゃれ重視：トータル9〜11kgくらい

男性は洋服がシンプルな分、荷物が軽くなりがちですが、ノートPCやガジェットをしっかり持ち歩く人だと一気に重くなります。女性はコスメ・ヘアアイロン・小物類の数が増えやすいので、同じ泊数でも男性より1〜2kg重くなることが多いですね。

40リットルを選ぶときは、「本体の軽さ」と合わせて、「持ち上げやすさ」「キャスターの転がしやすさ」もセットでチェックしておくと安心です。

階段やバスの乗り降りで持ち上げるシーンを想像しながら選ぶと、数字以上に「ラクだな」と感じる1台に出会いやすくなりますよ。

スーツケース容量がわからないとき

「スーツケース容量わからないときって、どうやって選べばいいの？」という相談もかなり多いです。40リットル・60リットルと言われても、日常生活でリットル単位の容積を意識することってほとんどないですよね。

容量イメージのつかみ方

おすすめのやり方は、まず「自分のいつもの旅行の荷物」をすべて床に並べてみることです。洋服・ポーチ・ガジェット・小物を一式並べて、どれくらいの面積と高さになっているかを一度目で見ておくと、途端に容量のイメージがつきやすくなります。

そのうえで、家にある段ボール箱や収納ケースと比べてみましょう。例えば、よくある宅配便の100サイズの箱は、3辺の合計が100cmです。

40リットルのスーツケースは、これより少し大きいくらいの体積と考えると、「あ、このくらいの箱ならいけそうだな」と具体的に想像しやすくなります。

考える順番は「泊数→季節→荷物のクセ」

容量に迷ったときは、いきなり数字を見て悩むのではなく、

1. 最大で何泊くらいすることが多いか
2. どの季節の旅行が多いか
3. 自分は荷物少なめか、多めか

の3つを順番に整理していくのがおすすめです。例えば、「いつも2泊3日が多くて、荷物はそこそこ多め。冬に行くこともある」という人なら、40リットルがかなり本命になってきます。

一方、「ほとんど1泊2日で、荷物はかなり少ない」という人なら、30リットルクラスでも十分まかなえるかもしれません。

それでも「うーん、やっぱりイメージしづらい…」という場合は、レンタルサービスで40リットル前後のスーツケースを一度借りてみるのも手です。

実際に使ってみると、「持ち運びやすさ」「自宅での収納しやすさ」まで含めて、自分との相性がかなり見えてきますよ。

30Lのスーツケースはどれくらい入るか比較

ここからは比較編です。まずは、40リットルと迷われやすい30リットルについて、「30Lどれくらい入るか」をイメージしてみましょう。

30リットルは一言でいうと、「1〜2泊専用のコンパクトサイズ」という立ち位置です。

30Lの得意なシーン

30リットルが活きるのは、次のようなシーンです。

• 週末の1泊2日〜2泊3日の弾丸旅行
• 荷物が少ないビジネス出張
• 国内の帰省で、現地に着替えがあるパターン
• とにかく軽さとコンパクトさを優先したいとき

30リットルのスーツケースは本体重量も軽く、電車での移動や階段の上り下りがとてもラクです。女性でも片手でひょいっと持ち上げやすいサイズ感なので、駅構内の乗り換えが多い旅や、バス移動中心の旅とは特に相性がいいですよ。

40Lとの違いをざっくり比較

「荷物は極力減らしたい」「オーバーナイト用のコンパクトなキャリーが欲しい」というあなたには、30リットルはかなり相性のいいサイズです。

ただ、2泊3日を超える旅が多い場合は、40リットルのほうが「なんだかんだちょうどよかったな」と感じやすいと思います。

60Lはどれくらい入るか比較

次は、40リットルより大きい60リットルとの比較です。「60Lどれくらい入るか」をざっくり言うと、4〜7泊くらいの旅行を1つのスーツケースでカバーできるくらいのサイズ感です。

家族旅行や長めの海外旅行では、60リットル以上がスタンダードという人も多いですね。

60Lが向いている人・向いていない人

60リットルが特に向いているのは、

• 毎回4泊以上の旅行が多い人
• 冬の旅行が多く、アウターやニットが増えがちな人
• 買い物・アウトレット巡りがメインの海外旅行が好きな人
• 家族分の荷物をまとめて1つにしたい人

というタイプです。逆に、

• 2泊3日がメインで、4泊以上は年に1回あるかどうか
• 公共交通機関での移動が多く、混雑した電車にも乗る
• 玄関や収納スペースがあまり広くない

といった場合は、60リットルを常に使うよりも、40リットルをメインにして、長期旅行のときだけレンタルやサブの大型スーツケースを使うスタイルのほうが、日常生活は快適だったりします。

40Lと60Lの使い分けイメージ

個人的におすすめなのは、「40リットル＝汎用サイズ」「60リットル＝ロングステイや冬旅用」という2本立てで考えることです。

2〜3泊の国内旅行や出張は40リットルでこなし、年末年始の帰省や、1週間の海外旅行のときだけ60リットルを使う、というイメージですね。

もちろん、予算や収納スペースの問題もあるので、最初から2台揃える必要はありません。

ただ、「将来的に60リットルも持つかも」とうっすら思っているなら、40リットルを選ぶときに色違いやシリーズ違いで組み合わせを意識しておくと、のちのち統一感が出て気持ちいいですよ。

40Lで足りないケースの例

ここまで40リットルのメリットや使いやすさを中心にお話ししてきましたが、もちろん40Lで足りないケースもあります。

むしろ、「40リットルで攻めないほうがいい」場面を知っておくことで、サイズ選びの失敗をグッと減らせます。

典型的な「40Lでは厳しい」パターン

代表的なのは、次のようなケースです。

• 冬場に4泊以上の旅行をする（特に雪国やヨーロッパなど）
• スーツ・シャツ・革靴などのフォーマルアイテムを複数持っていく
• 撮影機材・楽器・スポーツ用品など、特殊な荷物を一緒に持ち歩く
• 子どもと一緒に旅行し、親子の荷物を1つにまとめたい
• とにかくお土産を大量に買い込むスタイルの旅行が多い

こういった場合は、40リットルで頑張ろうとすると、行きからすでにパンパンで、お土産を入れる余地がなくなったり、現地で服を増やせなかったりと、かなりストレスを感じやすくなります。

40Lをあえてサブに回す選択肢

1つの考え方として、40リットルを「メインではなくサブ」として活躍させる選択肢もあります。例えば、

• 家族旅行では親が60〜80リットルをメインで持ち、40リットルは子ども用として使う
• 長期海外旅行では大きいスーツケースを預け、40リットルを機内用・現地小旅行用に使う
• 普段の出張や2〜3泊旅行では40リットルをメインにしつつ、特別な長期旅では大型をレンタルする

といった使い分けです。40リットルはサイズ的にバランスが良いので、「メインにもサブにも化けられる器用なサイズ」でもあるんですよね。

自分の旅行の傾向を思い返して、「あ、これ自分だ」と感じる項目が多い場合は、40リットルにこだわりすぎず、ほかの選択肢も視野に入れて考えてみてくださいね。

スーツケースの40lサイズにはどれくらい入る？選び方実践編

ここからは、スーツケース40lサイズにはどれくらい入るのかをイメージを踏まえたうえで、「じゃあどんな40リットルスーツケースを選べばいいの？」という実践編に入っていきます。

機内持ち込み、新幹線、サイズ表示、デザイン、拡張機能など、失敗しがちなポイントを1つずつチェックしていきましょう。

40Lは機内持ち込みできる？

まず多くの人が気になるのが、「スーツケース40L機内持ち込みできる？」というポイントですよね。

ここで覚えておいてほしいのは、機内持ち込みの可否は「容量」ではなく「外寸と重量」で決まるということです。40リットルだからOK、30リットルだから絶対OK、というわけではありません。

機内持ち込みでチェックされるポイント

一般的に、国内線や多くの国際線では、

• 3辺（縦・横・高さ）の合計が115cm以内
• それぞれの辺が55cm×40cm×25cm以内
• 重量が7〜10kg以内（航空会社や路線による）

といった基準が設けられています。このサイズ内に収まっていれば、40リットルクラスでも機内持ち込みOKとなるケースが多いです。

外寸と容量のギャップに注意

ここでややこしいのが、「40リットル」という容量はあくまでスーツケース内部の容積であって、キャスターやハンドルなどを含めた外寸とは完全にはリンクしない点です。

シェル（外側の殻）が薄い軽量モデルは、同じ40リットルでも外寸がコンパクトに収まっていることが多い一方で、デザイン重視のモデルやフロントオープンタイプは、外寸が大きくなりがちです。

また、同じ航空会社でも、座席数の少ない小型機では持ち込みサイズが一段階小さくなることがあります。

地方路線・離島路線を使う予定がある場合は、「100席未満の機材」のルールもあわせてチェックしておくと安心です。最終的な判断は、必ず利用する航空会社の最新情報を確認のうえで行ってください。

さらに深掘りした内容の、スーツケースの大きさ測り方｜容量目安・機内持ち込み完全ガイドも合わせてご覧頂くと理解が深まると思います。

40リットルで機内持ち込みNGのケース

「40リットル＝機内持ち込みOK」と思い込んでいる人も多いのですが、実際には40リットル機内持ち込みNGになるケースも普通にあります。

ここを知らずに購入してしまうと、「空港でサイズオーバーを指摘されて、その場で預け荷物に変更…」という悲しいパターンになりかねません。

NGになりがちなパターン

40リットルでも機内持ち込みNGになりやすいのは、こんなタイプです。

• キャスター部分が大きく、3辺の合計が115cmを少し超えてしまうモデル
• 奥行き（マチ）がかなり厚く、25cmのラインをオーバーしているモデル
• 拡張機能を開いたまま機内に持ち込もうとしているケース
• そもそもLCC側のサイズ・重量ルールがより厳しく設定されている場合

特に、フロントポケット付きの40リットルや、ボックス型でコロンとしたデザインのものは、見た目よりも奥行きが深くなりがちです。

一見小さく見えても、実測すると25cmを超えていた…なんてこともあるので、購入前に「奥行き」が何センチかは必ず確認しておきたいところです。

また、LCCの一部では、同じ115cmルールでも重量が7kgまでと非常に厳しいところがあります。40リットルのスーツケースを限界まで詰めてしまうと、サイズはクリアしていても重さでアウト、ということも少なくありません。

ルールは航空会社や購入した運賃クラスによっても変わるため、最終的な判断は必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

40Lのスーツケースは新幹線に持ち込める？

飛行機と並んで気になるのが、40Lのキャリーケースは新幹線に持ち込めるのか、というポイントですよね。

新幹線は飛行機ほど厳密にサイズチェックされるわけではありませんが、荷物スペースのルールを知っておくと、予約の段階から座席選びがしやすくなります。

特大荷物の予約ルールと40Lの関係

東海道・山陽・九州新幹線などでは、3辺の合計が160cmを超える大型スーツケースを持ち込む場合、「特大荷物スペースつき座席」の事前予約が必要になっています。

40リットルクラスのスーツケースは、外寸がだいたい115cm前後なので、この「160cm超」にはまったく届きません。

そのため、40リットルを使う場合は、特大荷物予約を気にする必要は基本的にありません。座席上の荷物棚に載せるか、足元のスペースに置くか、あるいは最後尾座席の後ろのスペースを活用する、といった運用で十分対応できます。

車内での置き場所とポイント

40リットルクラスのスーツケースは、

• 上部の荷物棚に載せる：荷物は安定しやすいが、持ち上げる力が必要
• 前の座席との間の足元に置く：座席との距離が狭くなり、足元が少し窮屈
• 車両の端のデッキスペースに立てて置く：車両によってはスペースが限られる

といった置き方になります。40リットルをフルに詰めると総重量が10kg前後になることも多いので、「棚に上げるのはギリギリかも…」と感じる人もいるかもしれません。

新幹線をよく使う人は、「棚に上げられる重さかどうか」「座席下にどこまで潜り込むか」など、実際の使い方をイメージしながら本体重量やサイズをチェックしておくと、よりストレスなく使える1台に出会いやすくなります。

知らないと危険！40Lサイズを選ぶときの注意点

キャリーケース40Lサイズを選ぶときの注意点は、正直かなり多いです。ここでは、「これだけは見落とさないで！」というポイントを整理しておきますね。

外寸と収納先の相性

まず大事なのが、外寸と「どこで使うか」「どこにしまうか」の相性です。たとえば、

• 自宅の玄関の幅・奥行き
• クローゼットや押入れの高さ・奥行き
• 車のトランクの開口部と奥行き
• よく利用する駅や施設のコインロッカーのサイズ

などの条件によって、「同じ40リットルでも相性が良い・悪い」が変わってきます。外寸がスリムな縦長タイプならコインロッカーに入りやすく、正方形に近いぽってりしたタイプは室内での存在感がけっこう大きくなります。

重さ・キャスター・持ち手のバランス

次に見るべきなのが、「重さ」「キャスター」「持ち手」のバランスです。軽さだけを追い求めると、キャスターやハンドルの耐久性が犠牲になってしまうことがあります。

一方で、頑丈さを重視しすぎると、本体が重くなり、階段や持ち上げのたびに負担を感じやすくなります。

理想は、「本体重量はできるだけ軽め」「キャスターとハンドルは信頼できるメーカーを採用している」というバランス型のモデルです。

ブランドや価格だけで判断せず、レビューや実物チェックも合わせて行うと安心ですよ。

40リットルでおすすめは？かわいい系の選び方

どうせ買うならスーツケース40リットルサイズで、おすすめのかわいいものがいい！という気持ち、すごく分かります。特に40リットルは旅行の写真にも登場しがちなサイズなので、見た目のテンションも意外と大事なんですよね。

かわいさと実用性のバランス

かわいいスーツケースというと、

• パステルカラー（ミント・ラベンダー・ベビーピンクなど）
• くすみカラー（グレージュ・くすみブルーなど）
• マットな質感でシンプルなロゴ入り
• リブ（縦のライン）や格子柄など、さりげない凹凸デザイン

といったタイプが人気です。ただ、見た目重視で選ぶと、「汚れが目立ちやすい」「キャスターがすぐガタついてしまう」といった実用面の残念ポイントが出てくることもあります。

色選びのちょっとしたコツ

色で迷ったときは、「空港や駅で自分の荷物を見つけやすいか」という視点も持っておくと便利です。真っ黒や濃紺は無難でビジネスでも使いやすい反面、同じ色のスーツケースが多すぎて、ターンテーブルで見つけにくいこともあります。

逆に、ビビッドな原色は目立ちやすくて見つけやすいですが、キズや汚れも目立ちやすく、治安面で「いかにも旅行者」という雰囲気になりやすい側面もあります。

程よく個性が出せて、汚れも目立ちにくい中間色（グレージュ・カーキ・ダークグリーンなど）は、個人的にもかなり使いやすいと感じています。

40l拡張モデルの便利な活用術

最近の40リットルスーツケースで人気なのが、「拡張機能付きモデル」です。ファスナーを開くとマチが広がり、容量がプラス数リットル〜10リットル程度増えるタイプですね。

拡張機能の賢い使い方

拡張機能付き40リットルのおすすめの使い方は、

• 行き：拡張せずに通常モード（機内持ち込みサイズ）で使用
• 帰り：お土産や現地で買ったものが増えたら拡張して容量アップ
• 拡張したら基本は預け入れ前提にする

という「行きは機動力重視・帰りは容量重視」の二刀流スタイルです。これなら、行きはスムーズに移動できて、帰りは「入りきらない！」という事態を避けやすくなります。

拡張時の注意ポイント

ただし、拡張した状態だと外寸が大きくなり、

• 3辺の合計が115cmを超える
• 奥行きが25cm以上になって機内持ち込みNGになる
• コインロッカーやホテルの小さめクローゼットに入らなくなる

といった問題が出やすくなります。拡張機能はあくまで「非常用ボーナス容量」くらいの感覚で使うのが、トラブルを避けるコツですね。

拡張機能はとても便利ですが、「常に開いたまま」にしてしまうと、重さも増えますし、移動のしやすさも落ちてしまいます。

ふだんの2〜3泊旅行では閉じた状態で使い、「長めの旅や買い物多めの旅の帰りだけ拡張する」という使い分けが、拡張付き40リットルと一番うまく付き合うコツかなと思います。

スーツケースのサイズ一覧cm表記で確認

最後に、「スーツケース サイズ一覧 cm」で見ておくと便利なポイントも押さえておきましょう。

容量の数字だけを見ているとイメージがつかみにくいですが、センチ単位で外寸を見ていくと、「自宅や車・コインロッカーとの相性」が一気に見えやすくなります。

容量ごとのざっくりサイズ感

40リットルの場合、3辺の合計はだいたい110〜115cmくらいになることが多く、機内持ち込みサイズの上限とほぼ同じイメージです。この「115cmライン」を基準に、30リットルは一回り小さい、60リットルは一回り大きい、という感じでイメージしてもらえると分かりやすいかなと思います。

サイズ一覧を見るときのチェックポイント

サイズ一覧を見るときは、

• キャスターやハンドルを含んだサイズが書かれているか
• 高さだけでなく、幅・奥行きも記載されているか
• 収納先（玄関・クローゼット・車）との相性が良さそうか

をセットでチェックするのがおすすめです。特に奥行きが大きいスーツケースは、コインロッカーや棚への収納で「入るけど閉まらない」という事態になりやすいので、奥行きの数字は軽く見ないほうがいいですよ。

スーツケースの40lサイズはどれくらい入る？宿泊数の目安：まとめ

最後に、スーツケース40lどれくらい入るのかについて、ここまでのポイントをざっくり整理して終わりにしますね。

• 40リットルは、2〜3泊にはベスト、3〜4泊は季節と工夫次第でこなせる万能サイズ
• 機内持ち込みの可否は、容量ではなく「外寸（3辺合計115cm以内など）」と「重量」で決まる
• 30リットルは1〜2泊向き、60リットルは4〜7泊向きで、40リットルはその中間のバランス型
• 拡張機能やデザインも大事だが、外寸・重さ・移動手段との相性を優先して選ぶと失敗しにくい

この記事で紹介した泊数やサイズの数字は、すべて一般的な目安レベルの話です。実際の旅では、あなたの荷物量や旅行スタイル、行き先の気候によって、必要な容量は大きく変わってきます。

また、航空会社や鉄道会社の手荷物ルールも変更されることがあるため、正確な情報は必ず各社の公式サイトで最新の内容を確認するようにしてください。

それでも、スーツケース40lでどれくらい入るのかのイメージが具体的になっていれば、次に選ぶ1台はぐっと失敗しにくくなるはずです。

あなたの旅のスタイルにぴったりな40リットルスーツケースが見つかって、移動時間も含めて旅そのものをもっと楽しめるようになればうれしいです。

費用面や安全面で不安がある場合は、旅行会社や航空会社、販売店のスタッフといった専門家にも相談しながら、最終的な判断をしていってくださいね。